笠間市に導入
IT総合サービスの日立システムズ(東京品川区)は、車載音響・映像機器大手のクラリオンが高齢者や要介護者向けに開発した服薬支援装置「服薬支援ロボ」を活用した「服薬支援クラウドサービス」を昨年秋より販売しているが、茨城県笠間市において今年4月から同サービスの試験導入、ならびに笠間市が運用する「介護健診ネットワーク」との連携に関する実証実験を行ったところ、居宅療養患者の適切な服薬管理に加えて、地域包括ケアシステムにおけるスムーズな情報共有が図れるなど、地域の介護・医療関係者が連携してのケア実現に有用なことが明らかになったという。
笠間市では2012年に、市民と行政、民間企業が一体となり、市民が安心して健康に暮らせるまちづくりを目指す「健康都市かさま宣言」を行い、14年10月からクラウド型の「介護健診ネットワーク」(日立製作所と日立産業制御ソリューションズが構築を担当)の運用を開始している。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。