国内2番手の抗PCSK9抗体も
厚生労働省は、4日付で9製品18品目を新医薬品として承認した。癌領域では、多発性骨髄腫治療薬として既存薬の約2倍の無増悪生存期間(PFS)を示したプロテアソーム阻害剤「カイプロリス」が追加された。そのほか、高コレステロール血症治療薬「レパーサ」に続く国内2番手の抗PCSK9抗体「プラルエント」や、IL-17Aとその受容体を標的とした抗体医薬品の乾癬治療薬2剤が登場した。
カイプロリス点滴静注‐小野薬品
「カイプロリス点滴静注用10mg・同40mg」(一般名:カルフィルゾミブ)は、再発・難治性の多発性骨髄腫を適応としたプロテアソーム阻害剤。細胞内に存在する酵素複合体で、ポリユビキチン化された蛋白を分解する作用を有するプロテアソームの活性を阻害する骨髄腫細胞の機能的細胞死を誘導する。サリドマイド誘導体「レナリドミド」とステロイド製剤「デキサメタゾン」との併用で用いる。
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