◆製薬企業は新薬開発を進め、上市した薬剤を臨床現場に届けるというビジネスモデルで成長を遂げてきた。しかし医療経済性が薬剤の価値として評価される時代に入り、製薬企業自身が医療従事者の多職種連携に参画し、医療イノベーションを考えなければならなくなっている
◆そんな中、各社は地域包括ケアに対応した国内の事業戦略を発表。地域の中で必要とされる薬剤をどう届けていくか、さらに患者の治療満足度をどう向上させるかにコミットするようになった
◆その代表格がエーザイ。東京大学病院、ココカラファインとクラウド環境を活用し、認知症患者やその家族に向けたICTコミュニケーションツール「わすれなびと」の予備的臨床研究を開始。さらにNTT東日本などと医療・介護における多職種連携事業を始めた
◆製薬企業自ら異業種企業と連携し、デジタルヘルスというイノベーションを模索している。既存患者の満足度向上はもちろん、踊り場にある国内市場で潜在患者の掘り起こしもその目的にあるように思う。
デジタルヘルス模索中
2016年07月27日 (水)
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