ロート製薬と大阪大学・医学系研究科は2日、大阪市内で会見し、ロート製薬が培養するヒト脂肪由来間葉系幹細胞を活用した再生医療製品の実用化に向けて共同研究を開始すると発表した。両者は包括的な連携契約のもとに『先進幹細胞治療学共同研究講座(産学連携・クロスイノベーションイニシアティブ)』を7月に設置(期間は2016年7月1日~21年3月31日の5年間)し、19年度に肝硬変治療の再生医療製品の実用化を目指す考え。
同講座では、ロートが保有する細胞の製造技術と阪大の保有する重症心不全を中心とした様々な疾患に対する知見を組み合わせ、間葉系幹細胞を疾患に合わせて製剤化する研究と動物モデルでの安全性と有効性の確認を目的とする。研究は産学連携・クロスイノベーションイニシアティブ構想のもとで、オープンイノベーションとして推進していく。
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