TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

約6割が将来の認知症罹患を危惧

2006年06月08日 (木)

 「将来認知症になるかもしれない」と思っている人は61.4%に上ることが、健康日本21フォーラム(理事長高久史麿氏:自治医科大学学長)の調べで分かった。しかし、認知症が「医師に診てもらう必要がある」疾患だと理解しているのは39.7%にとどまり、同フォーラムでは、「認知症が病気であると正しく認識し、病気を早期に発見して、医師の診断をいち早く受けることが大切」と呼びかけている。

 調査は昨年5月、全国の20歳以上の男女1369人に対し個別面接により行ったもの。

 認知症になるかもしれないと思っているのは、男性57.5%、女性64.7%で、男女いずれも40歳代で最も高かった。特に40歳代女性は74.6%に上った。

 認知症への理解度では、「病気」と捉えた人は45.3%で、「年をとれば誰にでも起こる」も42.2%いた。医師の診察が必要だとしたのは39.7%だった。結果を踏まえて、同フォーラムでは「正しく理解している人はまだまだ多くない」と指摘した。

 初期段階での告知については、診断されたのが本人の場合、「ぜひ教えてもらいたい」と告知を希望する人は50.6%だったのに対し、家族が認知症と診断された場合に「ぜひ教えた方がよい」と考えている人は28.7%と、対応に違いがみられている。



‐AD‐

この記事と同じカテゴリーの新着記事

HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術