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関連検索:　経済産業省　予算案　イノベーションの加速による成長力・競争力の強化　革新的医薬品・医療機器創出のための５カ年戦略

　経済産業省の来年度予算案では、重要施策としている「イノベーションの加速による成長力・競争力の強化」に一般会計で633億円、特別会計で1687億円を計上。この中で、癌対策実用化研究などの医療機器の開発に73億円（07年度67億円）、「革新的医薬品・医療機器創出のための５カ年戦略」に基づく、基礎研究や臨床研究への橋渡し促進技術開発に26億円（19億円）、医療機器開発ガイドライン策定事業に１億円（新規）が認められた。

　省全体では、一般会計4262億円と特別会計1兆0565億円で、07年度予算に比べ一般会計は増減なし、特別会計は2.4％減となった。

　経産省は来年度、▽地域・中小企業の成長力底上げ▽安全・安心の確立と高信頼性産業群の創出▽地球環境と成長の両立””の三つを最重点に取り組むことにしている。

　引き続き強力に推進すべきとした「イノベーションの加速による成長力・競争力の強化」では、高信頼性産業群として医療機器産業が含まれ、癌対策実用化研究、先端手術機器、再生医療研究、診断・治療用微小電気機械システム、次世代ロボットなどの開発が盛り込まれた。

　このほか、新産業につながるライフサイエンスや情報通信、ナノテクノロジー等の研究開発プログラムの推進に一般会計で502億円（07年度507億円）を計上した。

　情報政策関連では、健康診断、診療情報等を電子的に収集・管理するシステムの構築に向けた実証事業に2.9億円（新規）が認められた。個人が自分で健康情報を把握し、健康への投資を促すことを目的としている。

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