3月2日に拡張心不全でセミナー ヒューマンサイエンス振興財団

2017年2月8日 (水)

 ヒューマンサイエンス振興財団(HS財団)は、総合研究セミナー「拡張不全の疾患理解から新たな治療法を探る」を3月2日午後1時から、東京平河町のシェーンバッハ・サボーで開く。

 心不全では、左室収縮力の低下を主体とした収縮不全(HFrEF)が従来問題とされてきたが、最近、左室収縮力が保たれているにもかかわらず、左室が固くて広がりにくい状態の拡張機能障害を主体とした心不全症状を示す患者が半数以上存在することが明らかになっており、これを拡張不全(HFpEF)と呼んでいる。これまで、収縮不全の予防・治療法が注目されていた一方で、拡張不全に関しては、発症頻度が少ないと考えられていため、その病態は不明な点が多く、予防・治療法はほとんど明らかにされていない。

 今回のセミナーは、拡張不全の疾患理解を通じて新規治療法に対する最近の取り組みに焦点を当て企画されたもの。

 前半ではオーバービューに続いて拡張心不全の疫学および診断の現状に焦点を当てる。後半では、拡張不全の発症メカニズム、治療ガイドラインの現状、さらには創薬に焦点を当て、新規治療薬への展望と製薬企業が開発中の薬剤師について、それぞれわが国を代表する心不全研究者が講演する。次の各氏の講演を予定している。

 ▽オーバービュー「拡張不全とは何か」=小室一成(東京大学循環器内科学教授)▽HFpEFの疫学=筒井裕之(九州大学循環器内科学教授)▽HFpEFの診断の現状=山本一博(鳥取大学病態情報内科学教授)

 ▽拡張不全の発症メカニズム(動物モデルからの考察)=坂田泰史(大阪大学循環器内科学教授)▽今の心不全治療薬はどこまで役立つか?治療ガイドラインと現況=増山理(兵庫医科大学循環器内科学主任教授)▽新規治療薬への展望=安斉俊久(国立循環器病研究センター心臓血管内科部長)▽ONO-4232の抗心不全作用について=金治敏也(小野薬品工業探索研究部グループヘッド)

 参加費は無料。定員は200人。参加申し込み締め切りは今月28日まで。

 問い合わせ先は、同財団(担当:山下剛一氏)(TEL03-5823-0361、FAX同0363)




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