◆癌は製薬企業にとって大事な疾患領域だ。ある調査結果では、癌領域での医薬品開発企業は1500社を超え、そのうち250社が10品目以上を臨床開発中、既に上市済みだった。国内企業も開発に名乗りを上げる。癌のどこを攻めるかの戦略が重要になってきた
◆多くの癌種がある中で、開発競争が激しい疾患が急性骨髄性白血病(AML)だ。AMLは白血病の33%を占める一方、5年生存率は約26%と白血病全体で最も低く、AML適応での承認された薬剤は存在していない
◆アステラス製薬の選択的FLT/AXL阻害剤「ギルテリチニブ」、第一三共のFLT3阻害薬「キザルチニブ」が第III相試験に入った。AML患者の多くでFLT3変異が認められており、臨床試験でも期待できる成績を示している
◆大日本住友製薬は米トレロファーマを買収しCDK9阻害剤「アルボシディブ」を獲得。日本新薬も「DFP-10917」を導入し、AML適応で開発を進める。日本企業間の競争からピカ新が出てくることを期待したい。
ピカ新に期待
2017年04月07日 (金)
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