1日付で医薬品卸アステム(本社福岡市)の代表取締役社長に就任した吉村次生氏は本紙の取材に対し、「商品を仕入れて販売する従来型の医薬品卸から、疾患治療に対して関与できる医療卸への進化に取り組んでいきたい」と抱負を語った。吉村氏は、「従来の中間流通業だけで捉えると、同質化競争の中に入っていく。どうしても価格や配送条件、急配の早さなど、消耗戦の世界になる。そうではなく、われわれが様々な技術や製品、システムのネタを調達し、それを患者や医療者が必要とするソリューションと組み合わせて提案していく」と説明。また、代表取締役社長就任に際しては「自身の持ち味であるプロデュース能力は、前面に押し出していきたい」と強調する。
今期はフォレストグループとしての中期3カ年経営ビジョン「2015―17中期経営計画“ReBORN”」の最終年度でもあり、18年度からスタートする新中期経営計画を策定する重要な年と位置づける。
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