キーワードは患者満足度の向上‐FIP Education部門長・Bill Charman氏(Monash University:豪州)
薬科学者と薬剤師の国際組織で、132の加盟団体で構成される国際薬学連合(FIP)には、学術部門(Board of Pharmaceutical Sciences:BPS)と職能部門(Board of Pharmaceutical Practice:BPP)の二つの組織があり、活動の中心的な役割を担ってきた。近年、「科学」と「実務」を統合した薬学教育が重視されるようになり、教育部門であるFIP Education(FIP Ed)が2007年に設立され、Monash University(豪州)のBill Charman氏が部門長に就任している。Bill氏にFIP Edの役割や今後の薬学教育の方向性などを聞いた。
薬科学と実務薬剤師の代表が参加
――FIP Edはどういう組織か。
FIPの中には、薬学の基礎研究者が集うBPSという学術部門と、薬剤師など実務家が集うBPPという職能部門があり、長らく、この2部門で構成されていた。
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