北里大学東洋医学総合研究所の小田口浩所長は4日、名古屋市で開催された第68回日本東洋医学会学術総会の教育講演で、同研究所等が文部科学省「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」として取り組む『食と健康の達人』拠点サテライト研究活動の中で、中心的テーマである漢方診療標準化の取り組みについて現状を解説した。
同研究は、現代医学の観点から未病制御システムを解明しつつ、大規模臨床データに基づくICTを利用した漢方簡易自己健康管理システムを確立し、新たな21世紀型医療システム提案するもの。具体的には、▽漢方医学診断ロジックの形式知化▽漢方医学的所見の客観化▽生薬品質評価・評価技術の確立など――を目指すもの。
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