入院した多剤投薬症例のうち退院時に薬剤数が減っていた症例では、減少しなかった症例に比べて、入院直後や入院期間中の病院薬剤師の処方提案実施率が高いことが、日本病院薬剤師会学術第一小委員会の調査で明らかになった。全国80病院から400以上の多剤投薬症例を網羅的に収集し、薬剤師の関与を分析した。薬剤師の業務が薬剤削減につながっていることを間接的に示唆する結果となった。
この調査は、多剤投薬患者の実態や処方内容、薬剤師の関与を全国規模で明らかにすることによって、薬剤師による効果的な多剤投薬回避方法を探索するもの。
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