抗癌剤「オプジーボ」による重篤な副作用として知られる重症筋無力症の発生頻度は低いものの、発症した場合は重篤になる確率が高いことが、慶應義塾大学内科学教室の鈴木重明専任講師らの共同研究で明らかになった。研究成果は、米国神経学会誌「ニューロロジー」に掲載された。
「オプジーボ」は悪性黒色腫や肺癌など広く有効性を発揮する一方、これまでの抗癌剤に見られない副作用が報告されている。その中で、重症筋無力症は免疫異常により、体全体の筋肉、部分的な筋肉が動かなくなる病気で、薬の服用と関係なく発症する。
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