
小林製薬は、肌のキズあと・ニキビあと・妊娠線など、肌に残ってしまった“あと”を、保湿効果によりキレイに見せるスキンケアオイル「Bioil(バイオイル)」(化粧品)を9月末から新発売した。また、皮脂を作る力を回復して肌の乾燥を治す“皮脂枯れ肌”の改善薬「ヒシモア」(第2類医薬品)も、同じく先月新発売した。
「バイオイル」は1987年に南アフリカ共和国で発売され、現在は世界124カ国で販売されているスキンケアオイルのグローバルブランド。日本では06年からバラエティショップやドラッグストアを中心に発売されてきたが、小林製薬が今年4月、同製品を製造するユニオンスイス社(本社南アフリカ共和国)と日本での独占販売契約を締結した。

オイルならではの高い保湿効果と、ベタつかずサラッとした使用感が特徴。ピュアセリンオイル(エチルヘキサン酸セテアリルとミリスチン酸イソプロピルの混合成分)が、植物由来の天然オイル成分(エモリエント成分)やビタミンA、ビタミンEを肌角質層の深部までスッと浸透させ、ベタつかない。
従来より日本で発売されてきたデザインを、同製品の特徴である美容オイルならではの優れた保湿効果を表現したグローバルデザインのパッケージに一新しており(成分・処方は変わらない)、税別希望小売価格は25mL700円、60mL1600円、125mL2800円、200mL3600円。
「ヒシモア」は、有効成分の「ガンマ-オリザノール」が、年齢と共に分泌力の弱まる皮脂腺の働きを活性化し、皮脂の分泌を促す。皮脂そのものを作るという新しいアプローチによって、粉ふきを伴う皮脂枯れ肌を改善していく。セラミド様成分(保湿剤)を配合したクリームタイプで、1日数回患部に塗り込むと、ベタつかずしっとりした保湿感を与える。また、有効成分ヘパリン類似物質が乾燥して荒れた肌を治療し、ジフェンヒドラミンが痒みを抑える。
税別希望小売価格は、30g1400円、70g2600円。