12月9日に「第6回 日本免疫・細胞治療学会学術総会“次世代の免疫療法を考える~次なるパラダイム・シフトを目指して~“」開催

2017年11月13日 (月)

日本免疫・細胞治療学会は、平成28年、研究会(J-SICT: the Japan Society of Innovative Cell Therapy)から移行し、一般社団法人日本免疫・細胞治療学会(J-SICT: The Japan Society of Immunotherapy and Cell Therapy)として発足致しました。免疫・細胞療法のイノベーションに貢献するために、細胞治療および免疫細胞を用いたがん治療の基礎研究および臨床研究を推進し、J-SICTの会員による「がん樹状細胞ワクチン療法」に関わる研究は、国際雑誌に掲載される成果を築いてきております。

超高齢化社会を迎えたわが国では、全国がん登録に基づくがんの罹患率は2人に1人、死亡原因としては3人に1人という時代となっています。国が策定したがん対策推進基本計画に則り、すべての国民が最適な治療を受けられるような取り組みが進められています。しかし、肺がん、膵臓がんをはじめとして、標準治療のみでは予後の改善が難しい疾患もあるのは事実です。ここで、免疫チェックポイント阻害薬の登場は、国内外のがん治療のコンセプトを大きく転換させました。

医療費が持続的に高騰する今後の日本において、日本から世界に発信できる免疫療法の技術が認知され、免疫療法が国民の医療に還元される時代が来ると期待されます。平成26年11月25日施行の「再生医療等の安全性の確保等に関する法律(再生医療法)」を遵守し、本学会においても認定再生医療等委員会を組織いたしました。一方、再生医療・細胞治療に関わる専門学会の認定制度が発足しており、時代に対応した専門的な人材の育成が進められつつあります。「もの」から「技術」、そして職域を超えた「人」への転換を図ることにより、医療機関、教育・研究機関、企業の垣根を超えた免疫・細胞療法のイノベーションを推進すべく本学会では準備をしております。

この学術総会が「次世代の免疫療法を考える~次なるパラダイム・シフトを目指して~」のテーマのもとに、活発な意見交換の場になればと願っております。

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

テーマ

「次世代の免疫療法を考える~次なるパラダイム・シフトを目指して~」

日程

2017年12月9日(土)開場10:30、開演11:00、終了17:45
※18:00より同ビル内別会場にて情報交換会(懇親会)を実施致します。

会場

西神田3丁目 ベルサール神保町(メトロ東西線 九段下駅 徒歩4分)
https://www.bellesalle.co.jp/shisetsu/tokyo/bs_jimbocho/access

参加費

5,000円/会員(医師・一般)
3,000円/会員(コメディカル)
10,000円/非会員(医師・一般)
6,000円/非会員(コメディカル)
※情報交換会 無料

参加申込

下記ページよりお申込みください。
http://www.j-sict.jp/event/agreement.html

プログラム(予定)

※若干の変更の可能性がありますのでご了承ください。テーマは一部仮題です。


11:00~11:05 開会挨拶
鈴木 弘行(福島県立医科大学 医学部 呼吸器外科学講座 教授)


11:05~11:25 教育セミナー1(20分)
演題「臨床研究をめぐる最近の話題」
福島県立医科大学 特任教授、前厚生労働省医政局 研究開発振興課 南川一夫先生


11:25~12:25 ワークショップ「免疫療法のバイオマーカー研究の新展開」(10分+5分)

演題1:「免疫チェックポイント阻害薬の効果予測因子を探る」
福島県立医科大学 呼吸器外科 大和田有紀先生

演題2:「胃癌所属リンパ節転移からみた免疫バイオマーカーの探索」
大阪市立大学 田中浩明先生

演題3:「がんペプチドワクチン療法におけるバイマーカー研究の新展開」
山口大学 消化器腫瘍外科 鈴木伸明先生

演題4:「Liquid biopsyによる癌免疫療法のバイオマーカー(仮)」
帝京大学 飯沼久恵先生


12:35~13:25 ランチョンセミナー(50分)
小野薬品工業株式会社
演題:「基礎研究から考えるがん免疫療法」
国立がん研究センター 先端医療開発センター 免疫TR分野 特任研究員 冨樫庸介先生


13:25~13:35 休憩


14:10~14:40 教育セミナー2(30分)
演題:「Immuno-OncologyのBiomarkerと安全性対策、産学連携」
大塚メディカルデバイス株式会社 シニアディレクター
神奈川県立病院機構 顧問
ヒューマンサイエンス振興財団 国外調査WG班員
吉田浩二先生


14:50~16:10 シンポジウム「次世代の免疫療法を考える」(15分+5分)

演題1:「ICI隆盛の時代の細胞療法の位置づけ」
福島県立医科大学 消化管外科 河野浩二先生

演題2:「がんワクチン創薬を目指して」
和歌山県立医科大学 外科学第2講座 勝田将裕先生

演題3:「Break a checkpoint & Build a future of cancer immunotherapy」
国立がん研究センター 吉村清先生


16:10~16:30 休憩


16:30~17:30 特別講演(60分)
演題:「PD-1を標的としたがん免疫療法の開発」
日本医科大学 先端医学研究所 細胞生物学分野 教授 岩井佳子先生


17:30~17:35 閉会挨拶
会長 鈴木 弘行


17:35~17:45 次期会長挨拶
東京慈恵会医科大学 小井戸薫雄先生


18:00~ 情報交換会

問合せ先

一般社団法人 日本免疫・細胞治療学会事務局
株式会社シード・プランニング内
TEL:03-3835-9211(代表)
担当:大貫 尚子、関原ふみよ、小林智之



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