後発医薬品の使用が本格化するのを前に、ユニケソフトウェアリサーチ(東京都渋谷区、社長小澤晴夫氏)は、保険調剤システムのノウハウに医薬品データベースを組み合わせた後発医薬品選択支援システム「ジェネリックマスター」を発売した。
処方せん様式の再変更などを受け、4月からジェネリック医薬品(GE薬)の使用が高まると予測されるが、一方でGE薬に不安感を抱く医師や薬剤師は少なくない。そこで同社はグループ企業のメディカルデータベースと共同で、ジェネリックマスターを開発した。
これは、患者に対する的確な情報の提供を目的としたシステムであり、▽同等性▽流通性▽経済性▽安全性▽品質性――という5つの要素を視点として、先発品と後発品を徹底的に比較した。
システムの主な特徴は、[1]薬局等は採用医薬品の選択・決定に、様々なDBの比較機能を利用できる[2]患者の経済的負担と安全性の両面から、より適切な後発医薬品を選択することが可能[3]薬価差ばかりでなく、加算点数の情報提供料も含めた患者負担額の差違、さらに1年間服用し続けた場合のシミュレーションもできる[4]効能効果や添加剤等の違いも、識別表示により一目で確認できる[5]DBはネット配信により、随時最新の情報が提供される――など。
価格は税込み9万4500円、DB更新(2年目以後)は年1万8900円。問い合わせは、MHCネットワーク事業部営業支援部([6]03・5466・4230)まで。