
シンポジウムの演者
医療現場における医薬品リスク管理計画(RMP)の認識や活用は進みつつあるが、まだ十分ではない――。7日から3日間、横浜市で開かれた日本臨床薬理学会学術総会のシンポジウムで関係者はそのような共通認識を示した。登壇した日本製薬工業協会の担当者は、活用推進に向けて今後、医療従事者がRMP関連資材にアクセスしやすくなる方策を検討するほか、MRがRMPの説明を行うためのガイダンスも作成したいと報告。医薬品医療機器総合機構(PMDA)の担当者は、RMPに記載される情報量が医薬品ごとに異なる課題を解消したいと語った。
RMPは、その医薬品にはどのようなリスクがあり、市販後にどんな情報を収集する必要があるのか、リスクを最小化するためにどのような活動を行うのかが医薬品ごとにまとめられたもの。2013年4月以降、新薬などの承認申請資料として製薬企業に提出が義務づけられている。
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