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小林製薬は3月26日、血清高コレステロール改善薬「ドルチトール」を全国の薬局・薬店で発売した。コレステロールが体内で余分につくられることを抑えると同時に、体外への排出を促す二つの働きで、血清中のコレステロールを減少させる。
有効成分であるビタミンB2誘導体のリボフラビン酪酸エステルは、コレステロールのもとになる「アセチルCoA」をエネルギー源として代謝されるため、体内のコレステロール合成が抑制され、さらに余分なコレステロールを体外へ排出する作用を示す。
同社が行った「血中の脂質」をテーマにした生活者意識調査によると、血中脂質(コレステロール)値が過剰な状態にどう対処するかについては、正しい方法の分からない人が約半数を占め、これらの人を含め、現在の対処法に満足していない人が、約7割に上ることが明らかになったという。
4月から実施される特定健康診査・特定保健指導で、生活習慣に対する生活者の意識がさらに高まり、健康に過ごすための解決策が、より強く求められていくと見られている。同社はこの製品によって、健康意識の高い生活者に購買意欲を促し、血清高コレステロール改善薬の市場を拡大していく考えだ。
1回2錠、1日2回の服用で効果を示す、服用しやすい小粒の錠剤。税込み希望小売価格は、60錠入り2625円、120錠入り4200円。