|
沢井製薬は1日開催の臨時取締役会で、新社長に澤井光郎(さわい・みつお)専務取締役(戦略企画部・コーポレート部門管掌)が昇格する人事を内定した。6月下旬開催予定の定時株主総会並びにその後の取締会で正式決定する。なお、澤井弘行社長は代表権のある会長、澤井治郎代表取締役会長は相談役にそれぞれ就任する。
弘行社長は1988年に社長就任し、業容発展に尽くす一方、07年からは医薬工業協議会(1日付で日本ジェネリック製薬協会に名称変更)に就任するなどし、ジェネリック医薬品の使用促進にも注力してきた。4月から後発医薬品使用促進策がスタートするのに合わせ、光郎氏が社長に昇格することで、世代交代を図り、経営陣の若返りを図ることにしたもの。弘行氏は引き続き日本ジェネリック製薬協会の会長として、業界活動に取り組み、ジェネリック医薬品業界発展に取り組むことになる。
光郎新社長は56年9月生まれの51歳。大阪大大学院基礎工学研究科を卒業後、82年に協和発酵工業に入社した。89年に沢井製薬に入社後、取締役営業本部副本部長兼営業企画部長、常務取締役営業本部長、専務取締役営業本部長、専務取締役企画本部・管理本部管掌等の要職を歴任。同年4月から専務取締役戦略企画部・コーポレート部門管掌を務めていた。
関連リンク