セルフメディケーション教育を考える
セルメディケーション推進協議会(SMAC)は3月4日午前10時から、東京・中野の帝京平成大学中野キャンパスで「学術フォーラム2018」(実行委員長:濃沼政美・帝京平成大学薬学部教授)を開く。今回は「地域におけるセルフメディケーション教育を考える」をテーマに掲げ、教育講演や特別講演、シンポジウムなどを企画している。
セルフメディケーション支援を行う薬局・ドラッグストアには多くの生活者が訪れる。この中には、すぐに医療が必要な人や、OTC薬を使用して様子を見た方が良い人など様々な人がいる。
こうした生活者をセルフメディケーションの視点から支援するためには、相当の知識や観察力、話を聴くコミュニケーション能力はもとより、かすかな徴候や傾向・習慣を見逃さないで発見する高い専門性に裏づけられた能力を磨くことが必要となる。
さらに、セルフメディケーション支援として、一人ひとりに合った適切なプログラムを提案するためには、医師、薬剤師、看護師、登録販売者、栄養士等による協働が、これまで以上に重要であることから、今回のメインテーマを設定した。
プログラムは次の通り。
◇教育講演:セルフメディケーションのすすめ(仮題)=村田正弘(SMAC専務理事・会長代理)
◇特別講演:セルフメディケーションに対する行政の取り組み(仮題)=渡邉伸一(厚生労働省医薬・生活衛生局医薬品審査管理課)
◇シンポジウム:地域におけるセルフメディケーション教育を考える
基調講演:地域医療におけるセルフメディケーション(仮題)=渡辺幸康(のがたクリニック院長)
シンポジスト:波多江崇(神戸薬科大学薬学臨床教育センター准教授)、高松登(新渡戸記念中野総合病院薬剤科長)、月岡良太(アインホールディングス運営統括本部運営研修部次長)
参加費は一般が3500円、学生が500円。
問い合わせ先は、同フォーラム開催事務局(島崎学氏)(TEL03-5860-4243、e-mail:selfmedicationforum@gmail.com)