医薬品医療機器総合機構(PMDA)は2月26日、東京虎ノ門のニッショーホールで、「MID-NET運用開始記念シンポジウム―医療リアルワールドデータ活用の幕開け」を開催する。来年度からMID-NET(医療情報データベース)の本格運用が開始することを踏まえ、システムの意義を関係者に理解してもらうことが目的。行政側からMID-NETを構築した経緯や意義が説明され、その後に日本のリアルワールドデータ活用の展望を業界団体、アカデミアなどと議論する。プログラムは次の通り。
第1部
▽MID-NET構築の経緯とその意義―宇山佳明(PMDA医療情報活用推進室長)、MID-NETへの期待:アカデミアの立場から―大江和彦(東京大学大学院医学系研究科教授)、MID-NETへの期待:製薬企業の立場から―荒井美由紀(日本製薬団体連合会安全性委員会委員長)、リアルワールドデータ活用に向けたAMEDでの取り組み―正田卓司(日本医療研究開発機構創薬戦略部医薬品等規制科学課長)、リアルワールドデータ活用に向けた政府の取り組み―藤本康二(内閣官房健康・医療戦略室次長)
▽パネルディスカッション「医療リアルワールドデータの活用と課題」(前記5人に加え、中島直樹九州大学病院メディカル・インフォメーションセンター教授、柴田大朗国立がん研究センター研究支援センター生物統計部長)
第2部
▽MID-NETの信頼性とGPSP基準への対応―PMDA医療情報活用推進室DB担当、MID-NETの特徴と試行的調査結果―同分析担当、MID-NET利活用ルールと手続き―同企画担当)
参加費は無料で、定員は700人。主な対象は製薬企業、アカデミア関係者。申し込みは同シンポジウムのホームページ[https://www.pmda.go.jp/safety/symposia/0008.html]から行う。
問い合わせ先は、PMDA医療情報活用推進室(wakaru-midnet@pmda.go.jp、TEL03-3506-9473)