厚生労働省は22日、2024年度の医薬品販売制度実態把握調査結果を公表した。店舗販売では、例年遵守率が低い乱用等の恐れのある医薬品の複数購入時の対応で改善が見られた一方、インターネット販売では、第2類医薬品等に関する相談への対応者が薬剤師・登録販売者でない店舗・薬局が約3割超あり、前年度に引き続き遵守率が低い結果となった。一般用医薬品の購入前、専門家に相談せず購入する際の店舗の対応状況は「薬剤師・登録販売者がレジ対応をした」の割合が80.5%と前年度から大幅に改善した。
同調査は、薬局・店舗販売業の許可を得た店舗が医薬品の販売に際し、店舗やインターネットで消費者に適切に説明しているかなどを調べたもの。昨年12月から今年2月に、薬局や店舗販売業、チェーン店3028件を対象に実施した。
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