衆議院議員で自民党の人工知能未来社会経済戦略本部事務局長を務める山際大志郎氏は、1月31日に都内で講演し、人工知能(AI)を活用した創薬を推進するためには、「中国との連携が必須になる」と強調した。アメリカのシリコンバレーを超える勢いで発展する中国の深セン市が世界屈指のイノベーション拠点になっていることを紹介し、「もはや中国と争ってトップになるとか、追い越すという考え方ではなく、中国と組んで日本と同じように中国市場を使えるようにしないと駄目」と述べ、中国に対してパートナーの意識を持たなければ、国際競争に勝ち抜けないとの考えを示した。
山際氏は、AI創薬の実現に向けて日本単独の取り組みでは、「ガラパゴス化し、世界のスピードに立ち遅れる」と指摘し、産業側に対して「タコツボにならないよう、世界で何が起こっているか情報を取り込むべき」と主張。
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