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【小林製薬】海外事業が初の200億円を突破‐12月期決算は増収増益

2018年02月13日 (火)
小林社長

小林社長

 小林製薬の2017年12月期連結決算は、売上高が8.3%増の1567億6100万円(前期が9カ月決算の変則決算のため、16年1~12月を前期対象期間として比較。以下同様)、営業利益は24.3%増の229億2500万円、経常利益は18.8%増の241億9100万円、当期純利益は5.6%増の158億6300万円と、増収増益となった。このうち当期純利益は、20期連続での増益を達成した。主な増収要因は、海外事業の伸長(40億円増)、新製品の寄与(54億円増)、国内既存品の好調な推移(10億円増)、インバウンド需要(20億円増)、通販事業の伸長(6億円増)などで、中でも海外事業は米国でのカイロ、中国・東南アジアでの「熱さまシート」の好調もあって、22.8%増の217億円と、初めて200億円を突破した。

 国内家庭用品製造販売事業(国内店販+桐灰化学)の売上高は、7.3%増の1234億円、営業利益は19.1%増の213億円となった(営業利益率は17.3%)。カテゴリー別売上高は、医薬品・サプリメント・オーラルケアなどの「ヘルスケア」が581億2700万円(8.7%増)、芳香剤・熱さまシートなどの「日用品」が523億5200万円(4.0%増)、「スキンケア」が60億4700万円(12.3%増)、「カイロ」が69億6500万円(18.6%)で、全カテゴリーで増収となった。また、通信販売事業は101億円(6.9%増)であった。


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