
第10回九州山口薬学会ファーマシューティカルケアシンポジウムでは、薬剤耐性(AMR)対策として抗菌薬適正使用に向けた取り組みが議論された。
中小病院の立場から、佐多照正氏(鹿児島厚生連病院薬剤科長)は、抗菌薬の血中濃度測定と測定に基づいた解析と処方提案を6年前からスタートしたことを報告。PK/PDに基づく抗菌評価のプロトコル、抗菌薬内服患者に対するお薬手帳の普及に向けたプロトコルなどを作成し、情報提供に取り組んできた。検査や処置後の予防的抗菌薬についてもクリニカルパスや電子カルテにセットされている抗菌薬の検討を行ってきた。
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