医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団=エキスパート研修会専門コース「観察研究やデータベース研究で必要となる統計学的な考え方―PV・MA・開発担当者が知っておくべき基礎知識」を3月3日午後1時から、東京・渋谷の日本薬学会長井記念ホールで開く。
観察研究の計画、結果の解釈、さらには不確実性やエビデンス・レベルを吟味した上で規制当局への提出あるいは医療関係者への情報提供を行っていく際に、PV・MA・開発担当者が知っておくべき最低限の統計学的な考え方を身につけることを目的として、今回の研修会は企画された。
データを入力してソフトウェアに計算させるだけが統計学ではない。統計学は、研究に潜む「落とし穴」を気づかせ、対処するためのツールでもある。半日の研修会で、全ての解説を行うことはできないが、少なくとも「どのような落とし穴があって、注意が必要か」に気づきが得られ、統計専門家に相談すべきポイントが理解できるようになる、あるいは自己学習のきっかけにすることを目指した研修会ともなっている。