加藤勝信厚生労働相は、2月24日に都内で開催された「医療政策サミット2018」で講演し、国民の健康長寿を実現するためには、予防や未病の分野に挑戦していくことが大きな課題との考えを示した。予防の分野は医療保険で全てをカバーできているわけではなく、予防の領域も広範であることから、「誰がどういう形で担うかを議論する必要がある」と問題意識を示し、医療関係者に対して必要な研究・分析を進め、世界の目標となる保健医療を持つ国を実現できるよう協力を求めた。
加藤氏は講演で、厚労省が取り組んでいる社会保障政策の動向を説明。少子高齢化、人口減少問題が重点課題とし、社会構造、社会保障制度が高齢化に対応できていない現状を挙げ、「財源となる保険料や税金などをしっかりと確保することが安定した社会保障の実現に極めて重要」との考えを述べた。
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