武田コンシューマーヘルスケアは5日、杉本雅史社長が3月31日で退任し、同日付で福富康浩会長が会長兼社長に就任する人事を発表した。杉本氏は代表取締役を退任後、取締役の任期が満了するまで(6月に開催予定の定時株主総会終結時)代表権を有さない取締役として、同社をサポートする。
杉本氏は、2009年10月に武田薬品ヘルスケアカンパニーのプレジデントに就任。その後、武田薬品のジャパンコンシューマーヘルスケアビジネスユニット(JCHBU)事業を継承し、昨年4月に事業を開始した武田コンシューマーヘルスケアの設立にも大きな役割を果たした。今回、杉本氏より「事業開始から1年を一定の区切りとして退任したい」旨の申し出があったことを受けたもの。
5日に開催した取締役会で、3月31日付で福富会長(武田薬品経営企画部長兼社長室長)が代表取締役・取締役会長兼社長に就任することを決議した。杉本氏の正式な後任については、速やかに選定するという。