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【佐藤製薬】かずさアカデミア工場「外用剤棟」が本格稼働

2008年04月10日 (木)

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かずさアカデミア工場の全景
かずさアカデミア工場の全景

 佐藤製薬が、かずさアカデミア工場(千葉県君津市)内に建設していた、医療用外用剤とOTC外用剤の製造工場となる「外用剤棟」が、先月から本格稼働した。外用剤棟は、ざ瘡(にきび)治療用外用抗生物質製剤「ダラシンTゲル1%」、外用合成副腎皮質ホルモン剤「テクスメテン」などの医療用外用剤の生産を中心に行う施設で、資材供給からフルオート化を実現する完全自動化ラインも特徴。年間で軟膏製剤は1500万本、外用液剤は850万本の生産能力を有する。

 外用剤棟は地上3階建て、建築面積5724m2。製造品目は医療用医薬品16品目、OTC医薬品3品目などを予定。さらに将来は、多様化する市場ニーズに対応し、顆粒剤・固形剤の生産も視野に入れる。かずさアカデミア工場では、02年10月から最新テクノロジーを集結したドリンク剤製造工場「内用液剤棟」を稼働しており、これに続く外用剤棟の本格稼働により、生産体制がさらに強化された。

 同社では、企業理念である“ヘルスケア・イノベーション”を推進するため、様々な取り組みを行っており、主力製品の昨年度実績は「ユンケル」が4%増、「ストナ」が9%増、「ストナリニ」などの鼻炎治療薬は21%増と好調に推移したという。今後は、特に一般用医薬品販売制度の改正に対応し、「製品供給面と共に小売業との連携を強化した環境整備に努め、OTC医薬品の理解と利用を促進することが重要」(佐藤誠一社長)とする。

 主力のOTC事業では、第1類医薬品を中心に開発を進めており、現在はスイッチOTC製品3品目を申請中のほか、申請準備に向けた品目も用意しているという。医療用医薬品は規模的には小さいが、皮膚科領域に特化して堅調な推移を見せており、新薬開発では、接触皮膚炎診断のSKM‐06と甲状腺癌診断補助のSKG‐02が申請中となっている。

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