◆日本医療機能評価機構の薬局ヒヤリ・ハット事例収集分析事業の参加登録薬局がこの3カ月で急増し、約2万6000軒に達しているという。先日の第2回JACDS薬剤師学術セミナーで後信執行理事が講演の中で報告した
◆2018年度診療報酬改定で新設された地域支援体制加算には、施設基準として医療安全に関する取り組みの実績が必要になる。算定に向けてヒヤリ・ハットなどへの事例報告で実績を上げようとする動きが加速しているようだ
◆さらに、年間5000件ほどだった報告件数も、この1カ月ほどで4000件を超えるなど「一種の熱狂状態にある」と指摘。その一方で「1事例報告にとどまることなく、この機会を好機と捉え地域医療の一端を担う医薬品の専門家としての質を高めていくことを考えるきっかけにしてほしい」と強調している
◆今回の参加登録や報告件数の増加が、加算のための一過性のものとして終わることなく、薬局機能、薬剤師職能のアピールにつながる動きとなることを期待したいところだ。
ヒヤリ・ハット報告件数が急増
2018年03月30日 (金)
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