「サリドン」ブランドの新製品”IPAとIBを初めて同時配合 第一三共ヘルスケア

2008年04月14日 (月)
サリドンW
サリドンW

 第一三共ヘルスケアは14日から、頭痛・発熱・生理痛などの痛みに効果の高いイソプロピルアンチピリン(IPA)とイブプロフェン(IB)の二つの解熱鎮痛成分を同時に配合した解熱鎮痛薬「サリドンWi(ダブルアイ)」を新発売した。日本のOTC解熱鎮痛薬として、この2成分を同時配合したのは初めて(配合特許取得)。「サリドン」ブランドは50年を超える発売実績を持ち、特徴ある新製品の追加により、解熱鎮痛薬市場でのシェアアップにつなげる。

 二つの解熱鎮痛成分のうち、イソプロピルアンチピリンは中枢に作用して痛み・発熱を抑え、イブプロフェンは末梢に作用して痛みの原因物質の発生を抑える。剤形は二つの成分の接触を回避する三層錠となっており、このダブルの作用で、痛みと発熱に速く効く。

 1回1錠だけの服用(成人15歳以上、1日2回まで)で、眠くなる成分は配合していない。税込み希望小売価格は、10錠1050円、20錠1785円。

 同社によると、「サリドンWi」の臨床試験では、頭痛の全般改善度は98・3%(著明な改善50・0%、中等度改善48・3%)、生理痛の全般改善度は87・5%(著明な改善40・0%、中等度改善47・5%)で、軽度改善を含めれば頭痛は100%、生理痛においても95%の改善率が得られたとしている。鎮痛効果の発現時間では、服用後15分で20・6%、30分で43・3%の症状改善が見られたという。



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