優秀人材の早期獲得が狙い
アステラス製薬は、3年前からアジア地域の名門大学の外国人新卒学生を、東京本社の広報や人事、総務部門などで直接採用する動きを強めている。これまでは外国人のキャリア採用が主体だったが、中国や韓国、香港、シンガポールをターゲットに現地で新卒向けに会社説明会、数回の選考を行い、年3~4人を定期採用している。欧州や米国の大学だと優秀な外国人を獲得するのは難しいが、アジア地域の大学に在籍する学生は、日本企業に対する関心が強いという。グローバル化を推進する同社では、優秀な新卒外国人を迎え入れ、若い人材の視点から今後世界で成長していくための組織風土に変革する。
アステラスでは、製薬産業を取り巻く環境変化が激しくなっていることを踏まえ、従来製薬企業が採用していた人物像とは異質な人材、変化に対応し、自ら先取りできる人材の獲得に躍起となっている。世界の各拠点にオフィスを構え、英語対応を含めたグローバルとのコミュニケーションが多く発生していることから、海外で留学している日本人学生や外国人学生の採用を積極化している。
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