
キッセイ薬品は、23日の取締役会で常務取締役開発本部長の降旗喜男氏(写真)が代表取締役社長COOに昇格する人事を内定したと発表した。6月27日開催予定の定時株主総会と取締役会で正式に決定される予定。11月に主力の排尿障害改善薬「ユリーフ」の特許切れを控えることや、今年度から導入された薬価制度の抜本改革など、経営環境の変化による新たな課題に対応するため、開発本部長を務めている降旗氏をトップに抜てきし、新薬の研究開発強化に向けた経営体制の見直しを図る。現社長の両角正樹氏は、取締役相談役に就任する。
降旗氏は、1962年1月12日生まれの56歳。84年にキッセイに入社後、2000年に欧州子会社社長、07年に事業開発部長、08年に取締役事業開発部長、経営企画部長、開発本部長を歴任し、16年6月に現職に就任した。
【お詫びと訂正】
記事初出時、降旗氏の出生年月日と年齢を「1962年6月27日生まれの65歳」と記載しておりましたが、正しくは「1962年1月12日生まれの56歳」の誤りでした。お詫びして訂正します。