シスメックスは、2025年に向けた長期ビジョンを発表し、体外診断用医薬品(IVD)市場で世界5位入りを目指す方針を打ち出した。赤血球や白血球の数や機能を調べる血球計数検査分野(ヘマトロジー分野)や、血液の固まりやすさを調べる血液凝固検査分野などのコア事業で成長し、先進国のみならず、新興国での検査需要も取り込む。さらに、癌ゲノム医療の本格的な普及を見据え、個別化医療診断領域でもリーディングカンパニーを狙う。
同社は、昨年度から20年度までの中期経営計画を始動している。ただ、人工知能(AI)やビッグデータ解析の活用といった技術革新の進展や、グローバルでの市場環境変化を受け、成長機会の拡大に向けた25年までの長期ビジョンを策定することになった。
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