沖縄県薬剤師会の亀谷浩昌会長は、日本薬剤師会が16日に都内で開いた都道府県会長協議会で、沖縄県内で薬学部を新設する動きがあることを明らかにした上で、薬学部新設に対する日薬のスタンスを資した。
厚生労働省の2016年「医師・歯科医師・薬剤師調査」で、人口10万人当たりの薬剤師数が都道府県別で最も少なかった沖縄県では、薬剤師不足の問題を抱えており、課題解消に向けて県の医師会、歯科医師会、看護協会などと県内国公立大学への薬学部設置を求める署名活動を行っているという。
日薬の石井甲一副会長は、薬学部新設について、「日薬としては、総論反対の立場を示してきた」としつつも、「各地域で偏在による薬剤師不足の問題があり、地域で賛成ならそこまで反対しないという形で、認めてきた経緯があるので、進めてもらうこともやむを得ない」との認識を示した。
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