厚生労働省は15日、医道審議会薬剤師分科会薬剤師倫理部会の答申を受け、奈良県奈良市の薬剤師1人を行政処分すると発表した。他薬局から譲渡されたC型肝炎治療薬「ハーボニー」の偽造品を患者に調剤したことなどから、薬剤師法に基づき、今月29日から業務停止3カ月の処分とした。
処分対象者は、管理薬剤師として勤務していた際に、他薬局から被包や添付文書などがないハーボニーを譲渡されていたにもかかわらず、患者に調剤した。薬局の管理帳簿に偽造医薬品に関する事故を記載することも怠り、薬局開設者に必要な意見を述べなかった。
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