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【熊本大学病院薬剤部・薬局薬剤師の現状調査】AMR対策、低い理解度‐実践・学習意欲は8割超

2018年07月09日 (月)

 国が2016年に策定した「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」の内容を理解している薬局薬剤師は15.0%にとどまることが、尾田一貴氏(熊本大学病院薬剤部)らの調査で明らかになった。同様に、厚生労働省が17年に作成した「抗微生物薬適正使用の手引き」の理解度も低かった。ただ、調査した全ての項目について、薬局薬剤師の8割以上は理解したいと考えていた。こうした現状を踏まえて尾田氏は、理解度が低い内容を中心に薬局薬剤師向けの勉強会を開催することによって、AMR対策を推進する必要があるとしている。

 尾田氏らは、薬局薬剤師向け勉強会の開催に当たって、そこで取り上げる重点項目を検討することを目的に調査を実施。17年10月、熊本市薬剤師会所属の315薬局にアンケート用紙を送付し、抗菌薬の適正使用など、AMR対策に必要な知識の理解度や関心度を聞いた。124人の薬剤師から回答を得た(回収率39%)


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