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【厚労研究班調査】薬物乱用、大麻が最多に‐女性で鎮痛薬常用が増加

2018年08月06日 (月)

危険ドラッグ問題は終息

 一般住民の医薬品使用を含めた薬物乱用の状況を調べたところ、大麻の生涯経験率が上昇し、国内で最も乱用されている薬物となったことが、厚生労働省研究班「薬物乱用・依存状況等のモニタリング調査と薬物依存症者・家族に対する回復支援に関する研究」(代表:嶋根卓也国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部心理社会研究室長)の全国調査で明らかになった。これまで最も生涯経験率が高かった有機溶剤は大幅に減少し、代わって大麻の経験率が上昇。大麻使用に誘われる機会や大麻を容認する考えを持つ人も若年世代で増えている実態も判明した。一方、鎮痛薬の常用者が増えており、特に女性で上昇傾向が見られ、これまでで最も高い値となった。危険ドラッグは減少傾向にあり、ほぼ沈静化したと考えられた。

 調査は、一般住民の薬物使用の最新状況を把握すると共に、経年的な変化をモニタリングするため、1995年から隔年で実施されているもの。2017年度で12回目となった。対象は15~64歳までの一般住民5000人。昨年9~10月にかけて無記名自記式の質問票調査により行われた。回収率は58.1%。

【お詫びと訂正】

 記事中、研究代表者の所属が「薬物依存研究部」とあるのは、「薬物依存研究部心理社会研究室長」の誤りでした。お詫びして訂正します。


[ 記事全文 ]

* 全文閲覧には、薬事日報 電子版への申込みが必要です。


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