日本薬剤師会は、10月に生涯学習支援システムJPALSの「専門分野別学識試験」を実施する。
試験は、JPALS利用者の学習意欲の継続維持を図ると共に、専門分野への興味を持つ動機づけなどを目的としたもの。クリニカルラダーレベル5または6に到達しており、専門分野における学会の認定を取得しにくい環境にいる薬剤師が対象となる。
試験のレベルは、「専門・認定薬剤師レベル」だが、あくまでも学識確認のための試験であり、学会の「認定薬剤師」の資格は付与されない。なお、合格者には学会と日薬連名の合格証明書を発行する。
試験問題は、専門学会から提供を受けたものを出題し、今年度は、日本腎臓病薬物療法学会の協力を得て「腎臓病薬物療法分野」のウェブ試験を行う。試験は、80題中60%(48題)正解で合格となる。試験実施期間は10月1~31日まで。試験時間は140分。
受験受付期間は9月1~30日、受講料は日薬会員が5000円、会員以外は1万円。