神戸医療産業都市推進機構医療イノベーション推進センター(TRI)は、TRI設立15周年&神戸医療産業都市20周年記念シンポジウム「寝たきりゼロ100歳現役社会実現に向けて―アカデミア発医療イノベーションのインパクト」を9月29日午後1時から、東京・虎ノ門ヒルズで開催する。
今回のシンポジウムは、15周年、20周年という節目を迎えるに当たって、TRIなどが目指す「疾患制圧と「健康寿命」をテーマとして、最先端の情報を多くの人たちと共有することを目的に開くもの。
昨年、内閣府が発表した介護が必要となる主な原因は「脳血管疾患(脳卒中)」が17.2%と最も多く、次いで「認知症」の16.4%、「高齢による衰弱」の13.9%、「骨折・転倒」の12.2%となった。高齢社会である日本において、TRIではどのように寝たきりゼロ・100歳現役社会を目指すのか、介護の原因となる疾患をどう克服すべきかに取り組んできた。
シンポジウムでは、要介護度の原因として考えられる脳疾患、心・血管性疾患、認知症、関節疾患、骨折、脊髄損傷といった疾病の克服に、主に再生医療を用いた研究に取り組む研究者から実用化に向けた現状が報告される。
また、身近な話題としては、長野県松本市における自治体レベルでの生きがい創出の取り組みを、さらに脳卒中の予後改善が世界一である台湾から、国民のビッグデータ解析などについての講演も用意されている。
参加費は無料だが事前登録が必要(http://www.tri-kobe.org)
問い合わせは、TRIオンライン参加登録事務局(e-mail:workshop@tri-kobe.org)