予防と早期発見がカギ
認知症を抑制するには、生活習慣を改善して発症を予防したり、兆候を早期に発見して早く治療を開始したりする必要がある――。神戸市立医療センター西市民病院の医師である木原武士氏は、このほど神戸市で開かれた薬剤師向け勉強会でこう述べた。認知症対策を社会全体の課題と捉え、薬剤師の関与を求めた。
英医学誌ランセットは2017年12月、高血圧や肥満、喫煙、運動不足、社会的孤立といった九つの危険因子をコントロールすることで、認知症全体の35%は発症を予防できるという論文を掲載した。これらの因子は、老後だけでなく、人生の多岐にわたる段階で確認されており、適切な時期に対処が必要になるという。
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