一般薬関連の6団体が連携、OTC薬を普及啓発‐19、20日に「福徳の森」でイベント

2018年10月15日 (月)
会場内では出展各社が主力製品をアピール(昨年の風景より)

会場内では出展各社が主力製品をアピール(昨年の風景より)

 日本OTC医薬品協会、日本家庭薬協会、東京薬事協会、東京生薬協会、東京都薬剤師会、東京都医薬品登録販売者協会の6団体共催によるOTC普及啓発イベント「よく知って、正しく使おうOTC医薬品」が、今週末の19、20日の2日間、薬祖神社や福徳神社のある東京日本橋室町の「福徳の森」周辺を会場として開かれる(厚生労働省、東京都、東京商工会議所等の後援)。今年もOTC医薬品関連メーカー26社が各ブースを出展し、主力製品群のアピールや質問に対応するほか、模擬薬店コーナー、お薬相談コーナー、健康チェックコーナー、調剤体験コーナーなど盛り沢山の内容を予定し、セルフメディケーションに果たすOTC医薬品の役割、OTC医薬品の正しい知識や使い方などの普及啓発に努める。

 本格的な高齢社会を迎えている現在、自分の健康は自分で守るというセルフメディケーションの考え方が注目されており、中でも薬局やドラッグストアで購入できるOTC医薬品は重要な役割を担っている。同イベントは、一般用医薬品に関わる前記の団体・企業が一体となって毎年開催しているもので、OTC医薬品の役割や正しい知識・使い方などの普及開発と共に、薬局・薬店、薬剤師や登録販売者の役割等も広く訴求することで、国民の保健衛生の維持向上に寄与することも大きな目的とする。

模擬薬店では薬剤師らが薬の使用法などを説明(昨年の風景より)

模擬薬店では薬剤師らが薬の使用法などを説明(昨年の風景より)

 これまで東京新宿駅西口地下で実施してきたイベントは、開催10回目を迎えた昨年から「福徳の森」を第1会場、東京メトロ銀座線・三越前駅すぐの「江戸桜通り地下歩道」を第2会場とした2カ所で行うこととなり、今年も同所での開催となる(イベント実行委員会委員長は、東京生薬協会の藤井隆太会長)

 OTC関連メーカーは、ユースキン製薬、大幸薬品、佐藤製薬、太田胃散、森下仁丹、イワキ、タキザワ漢方廠、三宝製薬、山崎帝國堂、恵命堂、イチジク製薬、イスクラ産業、救心製薬、養命酒製造、大和生物研究所、健康ビジネスインフォ、ゼリア新薬、龍角散、キンカン、東京甲子社、ツムラ、小林製薬、長野県製薬、翠松堂製薬、浅田飴、大正製薬の26社(ブース番号順)が出展する。

 このほか、OTC医薬品等の情報がパソコンやスマホで無料閲覧できる「おくすり検索」を運営するセルフメディケーション・データベースセンター(JSM-DBC)、OTC医薬品の薬局店頭受け取りサービスのe健康ショップ、医療の専門家による「市販薬・ヘルスケア用品選びの案内アプリ」を運営するメディカル・コンパス(Medical Compass)もブース出展するほか、今回は初めて日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)が出展し、ドラッグストア業界の取り組みを一般にアピールする。

 また、会場内には模擬薬店も設置され、薬剤師や登録販売者が情報提供を行うほか(販売は行わない)、お薬相談コーナー、調剤体験コーナー、健康チェックコーナー、懐かしいくすり展、スタンプラリー、企業プレゼン・アンケートコーナーなど様々な企画が用意される。イベント開催時間は19日が午前11時50分から午後8時、20日が午前10時から午後5時。なお今回は、初日オープニング時に小池百合子都知事も会場を訪れる予定。



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