◆サッカーW杯が佳境を迎えているが、日本代表は予選リーグで早々に敗退してしまった。現在は、ジーコ監督の後任候補者として、オシム氏の話題が連日スポーツ新聞の紙面を賑わせている
◆ジーコ監督は選手を枠にはめず、自由を与えた。ほとんど決まり事を作らない自由なサッカーは、時にはうまく機能し好成績を上げることもあった。しかし残念ながら、最終的には芳しい成績を残せたとは言い難い
◆弱小チームを強豪に育て上げた手腕や、若手育成に定評があるオシム氏に、サッカー協会関係者やファンの多くが期待を寄せる。だが指導者の交代が、選手の実力を飛躍的に伸ばす特効薬になると考えてしまうのは、あまりに短絡的過ぎるだろう
◆まず現状を認識し、課題を分析する。その上で課題克服に向けた目標を明確にし道筋を立てる。そのプロセスがあってこそ、優れた指導者の手腕も生き、指導を受ける選手の側も、順調に力を伸ばせるはずだ。「ローマは1日にしてならず」――あらゆる指導や教育は、道筋に従った積み重ねが何より大切であろう。
「ローマは1日にしてならず」
2006年07月05日 (水)
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