◆七夕祭りは7月7日や8月7日に多く行われる祭りである。一概に言えないが東日本、特に東北や北海道では8月に行われることが多いようだ。さらに本州では馴染みのない慣習かもしれないが、北海道にはこの時期“ろうそくもらい”という行事がある
◆地域、世代によって違いはあるが、子どもが浴衣姿で提灯やカンテラに火を灯し、はやし歌を歌いながら家々を回り、ろうそくをもらう基本は一緒。ろうそくをくれる家もあれば、お菓子を出す家もある
◆ちなみに札幌では「ろうそく出せ、出せよ。出さないとかっちゃく(引っ掻く)ぞ、おまけにおまけに家壊す」と、ずいぶん物騒な歌が歌われていた。これが函館では「竹に短冊、七夕祭り、大いに祝お」となり、地域によって歌が異なる。こうした文化はそれぞれの地域で脈々と受け継がれてきたものだ
◆厚生労働省の国民生活基礎調査によれば、児童のいる世帯の減少がますます進む一方で、高齢者の独居世帯が増え続けているという。子どもが減って核家族が増えても、地域文化が消滅することのないように、身近な慣習や行事を大切に伝えていきたいものだ。
“ろうそくもらい”
2006年07月07日 (金)
‐AD‐
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
企画
寄稿