三菱電機インフォメーションシステムズは30日、保険薬局システム「調剤メルフィン」に、副作用の早期発見や早期対応につながるオプション機能を追加する。副作用自発報告事例を集積したリアルワールドデータ(RWD)を解析し、服薬開始後どの時期にどんな副作用の報告が多いのかを表示。薬剤師はそれを参考に、患者個々のその時の状況に応じて、今注意してほしい副作用を説明する。医療業界向けコンサルティング会社のマディアが開発し、販売を開始した日本初のシステム「m-SPEHEC」(マディアスピーク)を搭載することで、この機能を実現させた。
薬剤師が副作用説明時に根拠とする医薬品の添付文書には通常、多数の副作用が羅列されている。資料を調べたり、患者と話したりする時間には限りがある中で、膨大な副作用の中から今どの副作用に注意する必要があるのかを判断するのは容易ではない。こうした現場の悩みを解決し、薬学的知見に基づく個別性の高い患者対応を実現するツールとして、マディアスピークが開発された。
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