薬局薬剤師からの疑義照会を簡素化したり、医師に代わって病院薬剤師が回答したりするプロトコルや規約の導入によって、医療の効率化が実現する――。10、11日に米子市で開かれた日本薬学会・日本薬剤師会・日本病院薬剤師会中国四国支部学術大会で、複数の病院がそんな検証結果を発表した。取り組み開始前に比べて開始後は、薬局に回答する時間が大幅に短くなったことを実証。患者の待ち時間短縮だけでなく、医師や薬剤師の業務負担軽減につながるという。
吉備高原医療リハビリテーションセンター薬剤部の冨岡謙二氏は、疑義照会簡素化プロトコルと院内問い合わせ規約を併用した効果を発表した。
同院は2017年10月から院外処方箋の発行を開始した。同時に疑義照会簡素化プロトコルを導入。
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