シミックホールディングスは、2019~21年の3カ年中期経営計画を発表し、最終年度の21年に売上高で18年比22.4%増の855億円、営業利益で58.1%増の68億円、営業利益率で1.8ポイント増の8.0%とする目標を掲げた。グループ傘下の複数の企業で連携し、ライフサイエンス関連企業をフルサポートするシミックグループ独自の「PVCモデル」を従来から展開してきたが、今後はPVCに加え製造販売業の許認可を組み合わせた「IPMソリューションビジネス」を加速させ、異なるセグメントの複数の企業が関係するPVC案件の売上高比率を9ポイント増の20%に持っていきたい考えだ。
シミックHDの18年9月期決算では売上高が698億円。15~18年の3カ年中計では売上高717億円を見込んでいたが、医薬品製造を受託するCDMO事業で、ジェネリック医薬品(GE薬)の促進策や薬価引き下げ等により、既存受託品の生産量が想定量に達しなかったため、達成率は97.4%にとどまった。営業利益も48億円を見込んでいたが、18年の実績で達成率89.6%の48億円となった。
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