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【国立がん研究センター】DI室の応答、多施設で共有‐最適な回答をAIが提示

2018年11月30日 (金)

全国展開目指し、仕組み確立へ

 国立がん研究センターは、多施設の医薬品情報(DI)室に蓄積された質疑応答事例を共有してデータベースを形作り、その巨大な情報源から人工知能(AI)を使って薬剤師が的確な情報を容易に引き出せるシステムを構築する。木村情報技術が持つAI技術や、同社が開発した質疑応答登録システムを応用し、最適なシステムや運用のあり方について共同で研究を進める。当初は3病院で取り組みを開始するが、参加病院を段階的に増やしてデータベースを拡充する計画。臨床現場での実証も併せて行う。3年後をメドに全国の他施設でも活用できるようにしたい考えだ。

 研究に取り組む医療機関は、国立がん研究センター東病院、同中央病院、国立国際医療研究センター病院の3病院。今年12月には国立循環器病研究センター病院が加わる見通し。


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