厚生労働省は11日、東京都など7都府県を中心に罹患者数が増加している風疹の追加対策として、抗体保有率が低い39~56歳の男性約1610万人を対象に、抗体検査とワクチン接種を3年間無料で実施する方針を発表した。夜間と休日にも検査・接種を受けられるよう体制を整備し、市町村が実施準備を進めた上で、来年4月からスタートする。2021年度末までに対象世代の抗体保有率を現在の約80%から90%以上に引き上げる狙いだ。
厚労省が発表した追加対策では、1962年4月2日~79年4月1日までに生まれた39~56歳の男性約1610万人を対象に、市町村の医療機関が抗体検査を実施する。ワクチンを有効活用する観点から、検査で陰性反応が出た人にワクチン接種する。対象者の利便性向上を図るため、自営業者は特定健診、会社員は事業所健診でも抗体検査が受けられるようにした。
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