佐藤製薬は、歯科口腔用薬「アセス」シリーズの新製品として、3種の天然ハーブを配合し、歯ぐきの炎症に優れた効果を発揮する医薬品のマウスウォッシュ「アセスメディクリーン」を新発売した(写真)。発売に合わせて5月末からは、タレントのタモリを起用した新テレビCMの放映も開始、「アセス」ブランドの新規ユーザー獲得を目指していく。
オーラルケアへの関心が高まる中で、マウスウォッシュ(洗口液)市場は115億円と堅調な伸びを見せており、特に2005年から07年にかけては、二桁の伸長を示した。成人の約8割が歯周病に罹患しているといわれることもあって、最近では口臭除去や歯ぐきケアに対する製品が人気を集めている。
手軽さもあってマウスウォッシュのユーザーが増えているが、市場を牽引しているのは口臭対策を訴求した医薬部外品。こうした現状に対し、歯肉炎・歯槽膿漏に向けた医薬品のアセスシリーズを展開する佐藤製薬は、「歯ぐきへのケアを訴求した医薬品のマウスウォッシュで、歯周病が気になる層へ積極的にアプローチしていく」考えだ。
「アセスメディクリーン」は、カミツレチンキ、ラタニアチンキ、ミルラチンキを配合。これら3種の天然ハーブ成分が、口内の隅々にまで浸透することにより、口臭や歯ぐきの炎症を起こす細菌を直接殺菌すると共に、歯ぐきの炎症を抑えて腫れや赤みを治療し、口のネバつき、ムズムズ感も改善する。
殺菌剤を配合していないので、低刺激の爽やかなミント風味となっており、粘膜刺激の少ないマウスウォッシュを求める人にも勧めやすい。朝・夕の1日2回、歯肉をブラッシングした後に、約30秒間口をすすぐのが目安。税込み希望小売価格は450mL入り1155円。